オンラインチームビルディングアイデア集

オンライン会議の合間に！チームでサクッとできるリフレッシュアイデア

リモートワークが日常となる中で、オンライン会議が連続したり、集中力が途切れたりすることは少なくありません。特にチーム全体が同じような疲労を感じている場合、短い時間でも意識的にリフレッシュの機会を設けることが、その後の生産性向上やチームの雰囲気維持に繋がります。

この記事では、オンライン会議の合間や業務の隙間に、チームで手軽かつ短時間で実施できるリフレッシュアクティビティをご紹介します。特別な準備はほとんど必要なく、誰でも気軽に参加できるアイデアを中心に集めました。

なぜオンラインでのリフレッシュが重要か

リモートワーク環境では、オフィス勤務に比べてオンオフの切り替えが難しく、長時間座りっぱなしになる傾向があります。これにより、身体的な疲労だけでなく、集中力の低下や精神的な負担が増加することがあります。チームで一緒に短時間のリフレッシュを取り入れることは、単なる休憩に留まらず、以下のような効果が期待できます。

• 集中力の回復: 短時間でも意識的に業務から離れることで、脳を休ませ、その後の作業効率を高めます。
• 雰囲気の改善: 軽いアクティビティを通じて、チーム内の堅苦しい雰囲気を和らげ、心理的安全性を高めるきっかけとなります。
• 一体感の醸成: 全員で同じ時間、同じ行動を共有することで、物理的に離れていても一体感を感じやすくなります。
• 健康促進: 短時間でも体を動かしたり、心を落ち着けたりすることで、身体的・精神的な健康維持に繋がります。

短時間でできるオンラインリフレッシュアクティビティ

ここでは、5分から10分程度の短い時間で実施できる、手軽なリフレッシュアクティビティをいくつかご紹介します。

1. オンライン簡単ストレッチ

• 概要: 画面越しに簡単なストレッチや軽い体操を数種類行うアクティビティです。座ったままでもできるものが中心なので、服装や場所に制約が少ないです。
• 期待される効果: 長時間同じ姿勢でいたことによる身体の凝りをほぐし、血行を促進します。気分転換にも繋がります。
• 対象人数目安: 少人数から大人数まで対応可能です。
• 所要時間目安: 5分程度
• 準備物: 特になし（必要に応じて、ストレッチを紹介する動画などを準備しても良いですが、司会者が口頭で指示する形でも十分です）。
• 具体的な実施手順:
  1. 司会者が進行役となり、「これから5分ほど簡単なストレッチをしましょう」と声をかけます。
  2. 参加者はカメラをオンにできる方はオンにし、難しければオフのままでも参加可能であることを伝えます。
  3. 首回し、肩回し、腕伸ばし、背伸び、腿上げなど、座ったままでもできる簡単なストレッチや軽い体操を数種類、ゆっくりと指示します。
  4. 参加者は司会者の動きを見ながら、または指示に従って各自で行います。
  5. 最後に大きく深呼吸を数回行い、「リフレッシュできましたか」などと声をかけて終了します。
• 成功のためのポイント: 強制参加にせず、あくまで希望者が気軽に参加できる雰囲気にします。動きはゆっくりと、無理のない範囲で行うよう促します。BGMを小さく流すとリラックス効果が高まる場合があります。
• バリエーション: 特定の部位（肩、目など）に特化したストレッチ、簡単なハンドマッサージなどを紹介することも考えられます。

2. 一言リフレッシュシェア

• 概要: 各自が最近あったポジティブな出来事や、その時感じているリラックスできることなどを一言ずつ共有するアクティビティです。業務とは全く関係ない内容に焦点を当てます。
• 期待される効果: 思考をポジティブな方向に切り替え、チームメンバーの意外な一面を知るきっかけにもなります。カジュアルなコミュニケーションを促進します。
• 対象人数目安: 10名程度までの少人数チームに適しています。大人数の場合はブレイクアウトルームを活用します。
• 所要時間目安: 参加人数によりますが、一人15秒として5分〜10分程度です。
• 準備物: 特になし。
• 具体的な実施手順:
  1. 司会者が「短い休憩として、業務と関係ないことで、最近あった小さな良いことや、今考えているリフレッシュできることなどを一言ずつシェアしましょう」と目的を説明します。
  2. 例として、「今日のランチが美味しかった」「週末に公園を散歩した」「飼っている猫が可愛い」「次はコーヒーを淹れて休憩しようと考えている」などを挙げます。
  3. 順番に、または挙手制で、参加者に一言ずつシェアしてもらいます。パスしても良いことを伝えておきます。
  4. 全員のシェアが終わったら、「色々なリフレッシュ方法や良い出来事がありましたね」などと締めくくり、業務に戻る準備を促します。
• 成功のためのポイント: 業務に関する話題は避けることを徹底します。ポジティブな内容に限定することで、チーム全体の雰囲気を明るく保ちます。パスできる選択肢を用意し、発言へのプレッシャーを減らします。

3. 短時間マインドフルネス/深呼吸

• 概要: 数分間、静かに目を閉じ、呼吸に意識を集中したり、簡単な誘導瞑想を行ったりするアクティビティです。特別なスキルは不要で、誰でも参加できます。
• 期待される効果: 集中力を高め、ストレスを軽減し、心を落ち着かせる効果が期待できます。デジタル疲れの緩和にも繋がります。
• 対象人数目安: 少人数から大人数まで対応可能です。
• 所要時間目安: 3分〜5分程度。
• 準備物: BGMを流す場合は、落ち着いた音楽を用意します。
• 具体的な実施手順:
  1. 司会者が「これから3分間、心身をリフレッシュするために、簡単なマインドフルネスを行います。目を閉じても開けていても構いません」と案内します。
  2. 可能であれば、椅子に深く腰掛け、足裏を床につけるなど、リラックスできる姿勢になるよう促します。
  3. 「ゆっくりと鼻から息を吸い込み、口から細く長く吐き出します。呼吸に意識を向けましょう」「体のどこかに力が入っていたら、ゆっくりと力を抜いていきます」といった簡単な誘導を行います。
  4. 数分間、静かな時間を作ります。必要に応じて、環境音や呼吸に意識を向けるよう再度促します。
  5. 時間が来たら、「ゆっくりと意識を戻し、目を開けましょう」と声をかけます。
• 成功のためのポイント: 強制せず、参加は任意であることを明確に伝えます。静かで落ち着いた環境を確保できるよう、参加者に協力を求めます。誘導は穏やかなトーンで行います。
• バリエーション: 音楽を聴くだけの数分間、目を休める時間として完全に静かに過ごす時間などにも応用できます。

まとめ

オンラインでのチーム運営においては、意図的にリフレッシュの時間を作ることが、メンバーのエンゲージメント維持や生産性向上に不可欠です。今回ご紹介したアクティビティは、いずれも短時間で手軽に実施できるため、オンライン会議の間の休憩時間や、業務の合間などに柔軟に取り入れることができます。

これらのアクティビティをチームの日常に取り入れることで、メンバー間の心理的な距離が縮まり、より健康的で生産性の高いリモートワーク環境を築く一助となることを願っております。ぜひ、チームの状況に合わせて試してみてください。