オンラインチームビルディングアイデア集

リモートチームで『ちょっと気になること』を投票!会話が弾むオンラインアクティビティ

Tags: オンラインチームビルディング, リモートワーク, コミュニケーション, アイスブレイク, 投票

リモートチームのカジュアルな交流を促進する「ちょっと気になること」投票

リモートワーク環境では、オフィスでの偶発的な会話や休憩時間の雑談といった非公式なコミュニケーションの機会が減少しがちです。こうした状況は、チームメンバー間の相互理解を深める機会を失わせ、心理的な距離感を生む原因となることがあります。チームリーダーやマネージャーの皆様は、どのようにしてリモートチームのカジュアルな交流を促し、メンバー間の親近感を育むことができるか、日々模索されていることと存じます。

この記事では、このような課題に対し、短時間で手軽に実施でき、参加ハードルが低いオンライン投票アクティビティをご紹介します。日常のささやかな「ちょっと気になること」についてチームで投票し、その結果について軽く会話することで、メンバー間のコミュニケーションを活性化し、チームの雰囲気を和やかにすることができます。

オンライン投票アクティビティ「チームdeちょい投票」の進め方

アクティビティ概要

チームメンバーに、仕事に直接関係しない日常的なテーマに関する簡単な選択式質問を提示し、オンラインツールを使って投票してもらいます。投票結果をチーム全体で共有し、その結果について短い時間で感想やコメントを言い合います。

期待される効果

対象人数目安・所要時間目安

準備物

具体的な実施手順

  1. 質問テーマの選定: 進行役が、チームメンバーが答えやすい、仕事に直接関係のない日常的なテーマから質問を選定します。例えば、「朝型ですか?夜型ですか?」「コーヒーと紅茶、どちらが好きですか?」「犬派?猫派?」「好きな季節は?」「最近ハマっていることは?」「お休みの日は家で過ごすことが多いですか?外出することが多いですか?」など、メンバーの個人的な興味や好みに焦点を当てたものが望ましいです。
  2. ツールの準備: 使用するオンライン会議ツールの投票機能、または外部投票ツールのアンケートフォームなどを準備します。事前に質問と選択肢を設定しておきます。
  3. アクティビティ開始のアナウンス: 会議の開始時や休憩後など、適切なタイミングで「短い投票アクティビティを行います。気軽にご参加ください」とアナウンスします。
  4. 質問の提示と投票実施: 質問内容を画面共有するなどしてチーム全体に提示し、投票を開始します。使用するツールの操作方法(例: ポップアップが表示されたら選択肢をクリックする)を簡単に説明し、メンバーに回答を促します。
  5. 結果の共有: 設定した時間(例: 1分程度)が経過したら投票を締め切り、投票結果を画面共有します。円グラフや棒グラフなどで表示されると、視覚的に分かりやすいです。
  6. 結果についての簡単な会話: 投票結果を見て、特に意外な結果や、票が大きく分かれた、あるいは拮抗した項目などについて、短い会話やコメントを促します。「〇〇さんが△△を選んだのは意外でした」「□□についてもっと詳しく聞きたいです」といった軽い問いかけや感想を言い合うことで、自然なコミュニケーションが生まれます。この会話は強制ではなく、参加したい人が自由に話せる形式とします。
  7. アクティビティ終了: 時間になったらアクティビティを終了し、通常の会議や業務に戻ります。

成功のためのポイント

バリエーション

まとめ

リモートチームにおけるカジュアルなコミュニケーションの不足は、多くのチームリーダーが直面する課題の一つです。今回ご紹介したオンライン投票アクティビティは、この課題に対し、短時間・低コスト・低ハードルで取り組める有効な手段となり得ます。日常の「ちょっと気になること」をチーム全体で共有し、共感や発見を通して会話を弾ませることで、メンバー間の心理的な距離を縮め、チームの絆を強化する一助となるでしょう。

ぜひ、次回のオンライン会議の冒頭や業務の隙間時間に、この「チームdeちょい投票」を取り入れてみてはいかがでしょうか。継続して実施することで、チーム内のコミュニケーションがさらに円滑になり、より一層働きやすいリモート環境が実現されることを願っております。