リモートワークがもっと快適に!チームで「お気に入りアイテム」を共有するオンラインアクティビティ
リモートワークが定着する中、チームメンバーそれぞれの働く環境は多様化しています。自宅やコワーキングスペースなど、それぞれの場所で生産性や快適性を高めるために工夫を凝らしている方も多いことでしょう。しかし、そうした個人的な工夫やそこで役立つアイテムは、意外とチーム内で共有される機会が少ないものです。
この記事では、チームメンバーがリモートワークをより快適にするために愛用している「お気に入りアイテム」を共有し合う、短時間で実施できるオンラインアクティビティをご紹介します。このアクティビティを通じて、互いの働き方への理解を深め、新たな発見やカジュアルなコミュニケーションのきっかけを生まれることを目指します。
アクティビティ概要:リモートワークお気に入りアイテム共有会
このアクティビティは、チームメンバーが現在使用している、あるいは最近導入して良かったリモートワーク関連のアイテム(物理的なグッズやデジタルツールなど)を一人ずつ簡単に紹介し合うものです。
- 概要: チームメンバーが各自のリモートワーク環境で役立っている「お気に入りアイテム」を1〜2個選んで持ち寄り、そのアイテムについて簡単に紹介します。
- 期待される効果:
- リモートワーク環境改善につながる具体的なヒントやアイデアを共有できます。
- メンバーの意外な一面や個性、働き方のスタイルを知る機会になります。
- カジュアルな話題提供となり、会議前後のアイスブレイクやちょっとした雑談のきっかけが生まれます。
- 「おすすめ」を共有することで、心理的な距離が縮まり、チーム内の心理的安全性の向上に寄与します。
- 対象人数目安: 3名から10名程度の少人数チームに適しています。人数が多い場合は、ブレイクアウトルームを活用することも可能です。
- 所要時間目安: 1人あたり1〜2分の紹介時間とし、全体で15分から30分程度を見込みます。
準備物
- オンライン会議ツール(Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなど)。多くのツールで利用可能な画面共有機能やチャット機能が役立ちます。
- 紹介したいアイテム(物理的なもの、またはデジタルツール)。
具体的な実施手順
- テーマの予告: アクティビティを実施する数日前までに、チームメンバーに「次回のミーティングの冒頭で、各自のリモートワーク環境を快適にしているお気に入りアイテム(グッズやツール)を一つだけ紹介し合う時間を設けます」と案内します。紹介したいアイテムを事前に考えておいてもらうよう依頼します。
- アクティビティ開始: オンライン会議が始まったら、司会者がアクティビティの趣旨を簡単に説明し、始めることを伝えます。
- アイテム共有: 順番に一人ずつ、準備したお気に入りアイテムを紹介します。
- 物理的なアイテムの場合は、ウェブカメラに映して見せながら紹介します。
- デジタルツールの場合は、画面共有機能を使ってツールの画面を見せながら説明します。
- 紹介する内容は、「アイテム名」「どのようなものか」「なぜそれを選んだのか」「どのように役に立っているのか」などを簡潔に話します。1人あたり1分から2分程度に収まるように促します。
- 質疑応答・感想: 全員の紹介が終わった後、あるいは数人の紹介が終わるごとに、簡単な質問や感想を共有する時間を設けます。活発なやり取りが生まれにくい場合は、司会者が質問を促しても良いでしょう。
- 情報共有(任意): 紹介されたアイテム名やツールのリンクなどをチャットに残しておくと、後から他のメンバーが参考にしやすくなります。共有用のドキュメントやホワイトボードツール(MuralやMiroなど)にまとめても良いでしょう。
成功のためのポイント
- 事前の周知徹底: 突然行うのではなく、事前にテーマと時間を伝えることで、メンバーが落ち着いて紹介するアイテムを選び、準備する時間を確保できます。
- 時間管理: 参加人数と持ち時間に応じて、全体の終了時間を定めておき、時間内に収まるように進行役が調整することが重要です。タイムキーパー役を置くのも有効です。
- リラックスした雰囲気: 評価を目的としたものではなく、あくまで情報交換や相互理解、カジュアルなコミュニケーションを目的としていることを明確に伝え、リラックスした雰囲気で行います。
- 多様性の尊重: 高価なものでなくても、誰もが知っているものでも、個人的に役立っていれば素晴らしいアイテムです。どのようなアイテムが出ても良いという雰囲気を作りましょう。
- フォローアップ: 紹介されたアイテムについて、後日チャットなどで個別に質問したり、使ってみた感想を共有したりする文化があると、アクティビティの効果が持続します。
バリエーション
- テーマを限定する: 「オンライン会議を快適にするアイテム」「集中力を高めるためのグッズ」「休憩時間に活用しているツール」など、特定のテーマに絞って共有することも可能です。
- 「買ってよかったもの」以外も対象に: 「自分で工夫して作ったもの」「意外と役に立った身近なもの」など、共有する対象を広げると、さらに多様なアイデアが出やすくなります。
まとめ
今回ご紹介した「リモートワークお気に入りアイテム共有会」は、特別な準備や専門知識を必要とせず、オンライン会議の少しの時間を活用して手軽に実施できるチームビルディングアクティビティです。
この取り組みを通じて、チームメンバーは互いのリモートワーク環境や働き方に対する理解を深めることができます。また、普段の業務とは異なるカジュアルな話題で盛り上がることで、チーム内のコミュニケーションが活性化し、よりオープンで働きやすい雰囲気づくりに貢献します。
ぜひ貴社のリモートチームでも、このアクティビティを試してみてください。きっと、新しい発見や、チームの絆を深める素敵な時間が生まれることでしょう。